過去からの脅威
■ファンブルグ 東地区
噂話好きのオジちゃん
こんにちは!
オジちゃんもウワサ好きなんだ。
どうやらね。このボブソン君の家でまたなにかあったらしいんだ。
オジちゃんワクワクするぜ!
え? ジャック? ぎゃっはっはっ!
なんだ。オジちゃん間違えちゃった。
でもねえ。どうだい?
やっぱり、気になるだろ?
1:Yes
そうだろ!!
やっぱりそうだよな。
さっき【ジャック君】が出かけて行ったからきっと【家で】何かあったんだな!
称号:旅立ちのとき
2:No
そうだなあ。家庭の事情だしな。
そうやってすぐにさわぎたてるのは良くないな。
オジちゃんもそう思う。
ジャックの家に入る
ポール
…………。
このまま……で良いのだろうか。私はジャックを……。
ん、ああ、君か。すまない。なにかあったのかね?
ああ、ジャックの件か。
ふむ。君には話すべきかもしれないな。
……すこし、遠いが、例の【ノッカー炉のあった遺跡】まで来て欲しい。
そこで話したい。ジャックについて。
そして、私の過去についても。
称号:旅立ちのとき→ポールの過去
遺跡の場所だが、もう一度説明しておこう。
まずはイールに行く。そして、イールの町を出て、北へ行く。
その山沿いを西の方向へ進む。
すると、奇妙な模様が書かれている石が見えてくる。その近くだ。
ああ。先に行っていてくれ。
私は準備があるのでね。
まあ、すぐに着くさ。
■古代の遺跡入り口
ポール
………………。
来たか。
ここならば良いだろう。
君にはすべて話さなければならない。そう思ったのだ。
まずはジャックの事についてだが。ジャックは北に向かった。
そして、その理由について理解するには
私の過去を知ってもらわなければならない。
君にそれを教えるのは、君が、もしかすると、
私が昔求めていた本当の【力】を持っているかもしれないと思ったからだ。
本当の【力】それは、勇者の力だ。
私は、それを求めてノッカーマスクシステムを作った……。
……………
数千年前にね。
驚かせてしまったか。……無理もない。
しかしね。
君にはこの事実を含めて、教える価値があると思っている。
だから聞いてくれ。
私は――現代ではこう呼ばれているが――
古代セラルカ人だ。
これから、呪われし私の人生をこの遺跡の技術を用い君に見せよう。
そして、ジャック――ノッカーマスクが北へ向かった理由を知って欲しい……。
勇者の【力】があれば、きっと最悪の事態は避けられるはずだ。
どうか、真実を知り、助けて欲しい。私の孫を……。
情け無い話だが、私にはこのくらいしか出来ない……。
もう長くないのでね……。
さて、私の記憶と、遺跡の装置を連結させた。
これから君たちに私の記憶の世界へ来てもらう。
では、行こうか……。
■地下シェルター
少年
……ノッカーマスクが一人で、化け物と戦ってるのに。
市長だって!なのにボクは!
……っく。
ボクにも力があれば戦うのに!
こんなシェルターにこもってる事しか出来ないなんて!
少女
ねえ、お母さん。
お父さんはどうしたの……?
母
お父さんはきっと、遅れてくるはずよ。
(……お父さんは……。もう……。
ココには戦える人は誰もいない……。運命なのかしら……。)
ベインブリッジ
ファーレンの連中!こんなところまで追っかけてきて!
俺たちは何もしていないのに!
……相手は大勢の量産型……。
ポールさん大丈夫だろうか……。
クリム市長も……行方不明……どうすれば良いんだ。
老人
……ここまで逃げてきても駄目なのかのう。
兵士の皆さんもほとんどやられてしまいおった。
残るはノッカーマスク殿だけだ。
ミューズ
何じゃまったく!シャキッとせんかい!
まだ、生きとるじゃないか!
このシェルターは頑丈なんじゃ!
すぐに追い詰められたりせんわい!
上層の暗号システムも完璧に拵えたわ!
(拵えた…こしらえた)
シルヴァン
この先上層を出て進むには、【暗号を解読する】必要がある。
この階段を登った先の階層に暗号をひとつずつ持った連中がいるから、
そいつらから【暗号を聞き出す】しかないな。
ただ、【嘘】を言ってるヤツもいるから気をつけろ。
うむ。たとえば、暗号が北=上 南=下 西=右 東=左で、
暗号の配列が【東西南北】だったら答えは【左右下上】になる。
頑張って解読するんだな。
そうそう、暗号は一定時間で変化するから
早めに解いたほうがいいぞ。
階段を上がる
ポール
早速驚いたかね。
ここは、そう。古代セラルカ人が逃げ込んだ北の街のシェルターだ。
何故シェルターかって?
実はね。ファーレンの攻撃を受けてね。陥落寸前なのさ。
生き残った人々は、こうやって何箇所かに存在するシェルターに逃げ込んだ。
そして、この先の上層で無謀にもひとりで戦っている人間がいる……。
この時代のノッカーマスクだ。
……ここで彼の人生は大きく変わる……。
ある出来事によって。
君には上層に行ってその目で何が起こったのか確かめて欲しい。
上層に出るには、【東西南北の暗号】が必要だ。
暗号は【保持者】が持っている。
この上のダンジョン内に彼らはいる。
【東西南北の暗号】をすべて見つけるのだ。
称号:ポールの過去→機械の街
■シェルター上層
隔壁
『東南西北』……暗号を入力せよ。
*正解
………………。
□■ロック解除■□
ノッカーマスク
うおぉぉぉぉッ!
どぉりゃァッ! ぐぁッ!
…………………くそ!
いくら倒してもキリがない!
……グァぁッ!!
……はぁ、はぁはぁ。
レジェンドの力を持ってしてもダメなのか……。
量産型A
おいおい、おっさん。
なんだ? そんな変な色してヨォ。
期待させておいて、その程度か?
勘弁してくれヨォ。
量産型B
ぎゃぎゃぎゃッ!
兄者ッ!コイツ、もうやっちまいましょう!
ぎゃぎゃッ!
量産型C
まあ、待て。そう慌てるな。
まだ、まだ、いたぶらないとな。
我らがルカビニア候を屠った挙句、ファーレニア王を暗殺しようとしたものの仲間だ。
そう簡単にギブアップはさせない。
量産型B
ぎゃぎゃぎゃッ!
確かに兄者の言うとおりだ!
簡単におねんねできると思うな!
ノッカーマスク
……はぁ、はぁはぁ。
――貴様らに何がわかる……。
量産型B
ぎゃぎゃぎゃッ!
なんだぁ?兄者ッ!コイツなんか言ってますぜ!
量産型A
オイオイ。おっさんヨォ。なんだ?なにか言いたいのか?
量産型C
……ふむ。ああ。わかるとも。
貴様の偽善に満ちた正義とは違うからな!ポール!!
ノッカーマスク
っく……知ったふうに!おれの名を呼ぶなあッ!!!
おれは!守ると誓った!だからどんなことをしても守る!
量産型C
!?
いかんッ!自滅する気か!……何をする!
ノッカーマスク
ノッカー炉出力最大!!
うおぉぉぉぉぉッ!!
量産型C
クソッ!
ノッカー炉を爆縮させて、自分ごと我らを消滅させる気だ!
逃げろぉ!!
量産型A
オイオイ。おっさんヨォ。
勘弁しろよ!おれはまだ!
量産型B
ぎゃぎゃぎゃッ――すいこまれる――。
ノッカーマスク
うおぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!
……もう……これでお別れだな。
短い間だったが……おれはセラルカの人達と一緒に居られて良かったよ。
ポール
懐かしいな。
……私はここで諦めたのだよ。
すべてをね……。
ノッカー炉の爆縮は量産型ノッカーマスクを飲み込んだ。
しかし、爆縮がはやすぎてね……。
称号:機械の街→犠牲の果てに
■15年前
農家のおやじさん
なんだな。あの人。
こんなフレイア大陸の辺境までなんか用事か?
ポール
……ここは……。どこだ。
おれは、爆縮に巻き込まれて……。
農家のおやじさん
おー、どうした?
あんちゃん。遺跡に見学かい?
ここはなあ、大昔の文明の遺跡らしいんだ。
何て言ったか……ああ、そうそう古代セラルカ文明だ。
ポール
えっ!?
古代……遺跡……セラルカ……ブンメイ。
どういう事です?
農家のおやじさん
なんだい? あんちゃん。そんな真剣な顔してさ。
まあ、おれも詳しくは知らないんだがな。
悪名高いファーレニア七世ってやつが王様やってた頃だから……
数千年は昔だろうなあ。
農家のおれには難しくてわからんよ。
ポール
そんな……おれは……。
……おれは。おれは死んだんじゃ……ここは、未来……だと、いうのか……。
農家のおじさん
まあ、遺跡なんざ俺にはここの井戸が役に立つだけでいいわ。
仕事でつかれたあとの、この冷たい水はうまいんだよ。ああ。
ん?どうした?あんちゃん。
真っ青な顔して。大丈夫か?
ポール
ははははははははは
ははは。ハハハハハハッ!!
農家のおやじさん
お、おい!?あんちゃん!あんちゃん!大丈夫か!!
……………………。
ポール
そう、私は、爆縮の影響で15年ほど前の【この時代】に飛ばされたのだ……。
死のうと思ったものが生き残ってしまった。
皮肉なものだ……。
私は、このあとの数年間、元の時代に帰るための研究をした。
気づけば、王宮研究室所属で文明研究の権威になっていた。
ジャクリンを孤児院から引きとって養子にしたのもこの時期だ。
しかし、結局、元の時代へ戻る方法は見つからなかった……。
だから私は諦めた。
そして同時に、決意もした。
この時代で幸せに暮らす事を、な。
称号:犠牲の果てに→平和を願う
■13年前 王宮研究室
助手女
室長はすごい人です。
私も助手として頑張らないと……。
助手男
新任の室長のポールさんはスゴイ人だ。
あとから入った人だからコネだと思っていたが、
論文を読んで考えを改めたね。
ジャクリン
父さん!
ポール
ああ、ジャクリンか。どうしたんだ。研究室まで。
ジャクリン
もう!お弁当忘れて行ったでしょ!
ポール
うお!そうだったな! すまん。
ジャクリン
まったく。……私がいなかったら、父さんどうするつもりだったの?
ポール
ははは。
そうだな。うん。お前が娘で良かったよ。
ジャクリン
私も父さんに引きとってもらえて感謝しているわ。
そうじゃなかったら、きっと、私はずっと一人だった……。
ポール
いや、なに。あのままほうっておくわけにもいかなかったからな。
私の方こそ感謝してるよ。こうやって助けてもらっているしな。
ジャクリン
それは、当然です!
このくらいで感謝されても困ります!
ポール
ははは、そうか。
うん。では、言葉に甘えるぞ!
…………………………。
ポール
ジャクリンはとてもいい子だった。
私の養子になるまえはイロイロあったが。
しかし、私は彼女を受け入れた。
彼女はわたしを本当の父だと思ってくれた。
私は徐々にこれが幸せだということに気づいていった。
■10年前 ジャックの家
ジャクリン
ねえ、ジャン。私たちの子供の名前、どうしましょう。
ジャン
そうだな名前は……。初めての子供……
女の子だったら【マァナ】男の子だったら【ジャック】にしよう。
ジャクリン
あら、いい名前ね!
ジャン
あとは、義父さんにも相談しないと……。
ポール
ただいま。
ジャン
あ、義父さん。おかえりなさい。ちょうど良かった。
ジャクリン
あら、父さん。今日は早いわね。
ポール
ああ、研究が一段落してね。
それに、もうすぐ孫の顔も見れるんだ。
無理して体を壊したら、無駄な心配をさせてしまうだろう。
ジャクリン
もう、父さんは心配性なんだから。
ポール
そう言うな。
娘を心配しない親はいないだろう。
ところで、なにかあったのか?
ジャン
ええ、子供の名前についてなんですが……。
………………………。
ポール
ジャクリンはジャンと結ばれた。私も祝福したよ。
このころが一番幸せだった。
そう、このころが一番幸せだったんだ。
あの事件さえなければ!
■10年前 王宮研究室
研究者A
ポールさんこの間の研究発表でも賞をとったらしいぜ。
研究者B
マジかよ。あの人、まるで古代人だ。
俺たちじゃ、あんな研究できないもんな。
なんだよ。「古代セラルカ人の心理発達とその展望」って。
研究者A
そう言うな。彼が天才なのはかわりない。
伊達に王宮研究室首席じゃない。
我々だって、何度も助けられた。全く出来た人だよ。
助手女
いけない!
どうしよう。会議の資料早く作らないと!
室長に迷惑かけちゃう!
助手男
ポール室長の最近の頑張りはすごいな。
本当にあれで50歳超えているのか……。
私も頑張らねばなあ。
ポール
ふむ……。
この回路をつなげば……。
……………………よし!
助手女
室長!資料、出来ました〜!
ポール
ん?おお!できたか。
そんなに慌てるな。転んでしまうぞ。
助手女
いえ、大丈夫です!
……キャッ……。
ポール
ほら、言わんこっちゃない。大丈夫かね。
…………息をしていない!?
研究者
ぎゃぁぁぁぁァっ!
こ、殺さないでッ!!
ギャァッ!
助手男
し、室長!!助けてぇ!げヴぇッ!
ポール
い、いったいなんだ!?
みんな、死んでいく……。
量産型?
ケケケ。ヨォ。おっさん。
覚えてるかい。おれだよ。
雑魚にはさっさと、消えてもらった。
だが……用があるのはあんただけだ。
ポール
貴様!!量産型か!
何故ここに居る!
量産型?
なぜって?そりゃァ、お前のせいだよおっさん。
探したんだゼェ。
こんなことになって、リタイヤしてるなんて許さねえからよ。
ポール
そうか……貴様も、おれと同様に……。
だからといって、おれの仲間を傷つけるなど!
絶対に、ゆるざぁんッ!!
強化型ノッカーマスク
ほう……どうかな!教えてやる!
おれはヨゥ、正確には量産型じゃなくて【強化型】だ!
おれは数ある量産型を犠牲にして生まれた
真のノッカーマスクなんだよ!
だからよう、お前がどんなに頑張ろうと、このおれには勝てねえよ!
ポール
やってみなければ!
わからん!
変身ノッカーマースークー!!タァッ!
愛と正義、そして、闘志のプロトノッカーマスク参上!!
強化型ノッカーマスク
抵抗するのかぁ!
無駄ァ!
戦闘開始
*勝利時
グヴェヴェッ!
…………おれを倒しても、意味はねえ。
過去から来たのはおれやお前だけじゃない……。
くけけ。ぐぇボォッ。へへへ。
そして、北の地にはおまえがあの時代に残した
【バケモノ】がまだ存在している。
【おれたち】はそれを使って、この世界を滅ぼす。
くけけけ。それが俺たちの報復だ!
ぐヴぇぅぼでざぇぐヴぉべ!
……強化型ノッカーマスクは事切れた。
プロトノッカーマスク
……はぁ……はぁ……お前たちが……何をしようとも、
おれが止めてやる!
このノッカーマスクで。そして、こんどこそ、守るんだ!
…………ぐプゥ……くッ……内臓かァッ……。
ポール
…………………。
このあとこの古代人たちは沈黙を守った……。
だから私は、来るべき日のために、ノッカーマスクシステムを
再度新造することにしたのだ……。
そして、あの事件で負った傷によって長時間の変身が出来ないために、
孫を、ジャックを……身代わりにした……。
ひどい男だ。
さて、時間だ。戻ろうか……。
称号:平和を願う→悲劇の呪い
■古代の遺跡入口
ポール
うむ。帰ってきたか……。
これが私の過去だ……。
すべて私のエゴが生んだものだ。
しかしけじめはつけなければならない。
遙か北の地には過去の私が対ファーレン用に作ったあるものが
未だ眠っている。
北の古代人の生き残りはそれをあの時より再建しようとしている。
できるならば、すぐにでも、破壊したかったが、
その時の私には力がなかった……。
ジャックはすべてを知り、そして、私の業を背負い、
旅立っていった。
たのむ。この先、北の地へ赴くことがあれば、
ジャックを助けて欲しい。
ジャックが……犠牲になる……最悪の事態を回避するために!
私も、少しでも体調が回復したら、
あの極寒の地へ向かうつもりだ。
さて……長話はこのくらいにしよう。
私もつかれてしまった。
話を聞いてくれてありがとう。
お礼にこれを差し上げよう。
では、頼んだよ……。
あとの選択は君たちに任せる。
勇者であることを信じさせてくれ……。
称号:悲劇の呪い→開放の過去
■ファンブルグ 東地区
噂好きのオジちゃん
この家のジョエル君
旅行にでも出かけたのか……。
最近見ないんだ。……え!?
ジャック!?いい加減覚えろ!?
オジちゃんはそういう乱暴なこという人は嫌いだ!