勇者の罪


■五勇者捜索隊詰め所
隊員チャック
 ああ、(キャラクター名)。
 マロリーがあんたを捜してるんだ。
 よく知らないけど、仕事の頼みらしい。
 マロリーに会う気はあるかい?
1:Yes
 そうしてくれ。
 わざわざ指名して頼まれるってことは、
 腕を見込まれてるってことだからな。
 マロリーの居場所については、表にいる【バグリィ】に聞くといい。
 隊の連絡係だから。
称号:マロリーの呼び出し
2:No
 忙しいのかい?
 じゃあ、その気になったら来てくれ。


■ファンブルグ 南地区
兵士バグリィ
 マロリーさんはリセリア城にいるはずです。
 ゲートルームへ下りる階段の途中にある例の隠し部屋ですよ。
 隊員の居場所は私が一番知っています。
 常にこの場所にいますから、いつの間にか連絡係になってしまったんです。


■リセリア城 地下廊下
兵士デズモンド
 来たか。マロリーは部屋にいる。
 通ってくれ。


■リセリア城 隠し部屋
マロリー
 来てくれたか。
 これまでの実績を見込んで頼みがある。
 【ゲイツ】の動きを探ってくれないか?
 教団の施設で【蝕水晶】を手に入れて以来、ゲイツが妙な動きをしてるんだ。
 よからぬこと企んでいるに違いない。

 本当ならおれが自分で探るべきなんだが、
 いろいろあって、警戒されててね。
 うまく近づけないんだ。
 腕利きでノーマークのあんたなら、安心して【ゲイツ追跡】を任せられる。
 おれの代わりに、引き受けてくれないか?
1:Yes
 恩に着るよ。
 とはいえ、このまま「よろしく」じゃ困るよな。
 ゲイツはああ見えて行動範囲が広いし。心配は無用だ。
 ゲイツ追跡に便利なアイテムがあるんだ。

 ペンデュラムの技術を応用して作られた【生体トレイサー】を渡すよ。
 これにはゲイツの情報が設定してあって、
 【使う】ことで進むべき方向が示される。
 ただし、彼のいるエリアに到着すると、壊れてしまうから気をつけてくれ。
 じゃあ、頼んだぜ。
生体トレイサーを入手
称号:マロリーの呼び出し→ゲイツを探れ
2:No
 そうか。じゃあ、他をあたるよ。
 外まで送ろう。


■ゲイツがいるエリアに到着
 生体トレイサーが光っている。
 追跡対象者のいるエリアに到着した。
 生体トレイサーは壊れてしまった。
称号:ゲイツを探れ→秘められた霊廟へ


■竜族の霊廟
祈りのドラゴン 赤
 ほう、また人が……。
 今日は客人の多い日だ。
 我らは【いにしえの竜族】。
 そしてここは、ある悲劇により命を落とした
 我らの同胞をまつる霊廟。

祈りのドラゴン 青
 それだけではない。
 我らにはもうひとつ、重要な務めがある。
 それは、おぬしら人間に大きく関わること。
 ここを訪れたことで、それを知るのも良いだろう……。

ゲイツ
 どうしてここに……。
 ええい、仕方あるまい。
 重要な交渉の最中だ。静かにしているのだ。

墓守ホルスト
 ファーレン王国より訪れし王宮召喚士ゲイツよ、
 このたびの大災厄において、我らが人間と共に立つことはない。

ゲイツ
 なぜだ?
 大災厄は、この世界全体の危機。
 ドラゴンの一族とて無関係ではないはず。

墓守ホルスト
 我ら【いにしえの竜族】は、この地を離れることはできない。
 この世界のため、とりわけ人間のためにここで祈り続けなければならない。

ゲイツ
 人間のために祈る?
 なぜそのようなことを?

祈りのドラゴン 青
 墓守ホルスト、それについては我ら【祈りのドラゴン】から話そう。
 人間よ、こちらに来てくれ。

ゲイツ
 五勇者たちの協力を得られない今、
 我々には友好的なドラゴン族の協力がぜひとも必要だ。
 とにかく、彼らの話を聞いてみよう。
 断られはしたが、打開策が見つかるかも知れん。

祈りのドラゴン 青

 前の大災厄においては、世界を破滅から守るため、我らは人間と共に立った。
 そして長い苦闘の末、ようやく希望の兆しが見え始めた。
 すると、大災厄後の主導権をめぐり、人間たちが争い始めたのだ。

 敵対したのはそなたらファーレン王国の者たちと、
 古代セラルカ人を祖とする北の者たちだ。
 全面戦争を阻止するため、我らは両陣の間に舞い降りた。

 うーむ、この先を話すのはつらい。
 続きは同胞から聞くがよい。

ゲイツ
 勝利を目前にしての仲間割れか。
 まさかこんなところで、母国の恥を聞くことになるとは。

祈りのドラゴン 赤
 続きは私から話そう。
 ところが、我々のこの行動を攻撃と誤解した者たちがいた。
 五勇者たちだ。
 彼らの苛烈な攻撃を受け、我らの同胞は次々と倒れていった。

 皮肉にも、その勇者たちの力を見て北の者たちは兵を退き、
 人間同士の争いは避けられた。
 では、そのときの哀しみの記憶、我らの回想の世界へ招待しよう。


■哀しき回想
いにしえの竜族
 おい、しっかりしろッ!
 なぜ、なぜ私などかばったのだ!
 お前は、私の……希望の全てだったのだぞ!

ゲイツ
 何と生々しい……。
 これが彼らの幻想、回想の世界とは信じられん。

北の国の兵士
 これが……五勇者の力か!
 何と圧倒的な………。
 と、とても同じ人間だとは思えん……。


■竜族の霊廟
ゲイツ
 伝説の勇者による恐ろしい過ち。
 以前ならば信じがたいと言うところだが、
 最近のヴィクターの暴走を見ると、恐らく事実であろう。

祈りのドラゴン 青
 我らの哀しみの記憶を見てきたか。
 この悲劇を繰り返してはならない。
 そう誓った我らは、ここで亡き同胞の魂をまつると同時に
 この世界の理に手を入れた。

 我らは一族の力を結集し、世界を複数の力場に分割した。
 力場間の行き来は自由に出来るが、異なる力場においては、
 能力が制限されるように。
 こうして、我らは人間の国同士、町同士の争いを困難にしたのだ。

ゲイツ
 うーむ、力場による世界分割か。
 確かに、ここしばらく大きな争いは起こっていない。
 これが彼らの力によるものだとは驚きだ。

祈りのドラゴン 赤
 そなたらファンブルグの者がシルトなどを訪れた場合、
 すぐに本来の力を発揮できぬのは、この仕組みによるもの。
 そしてこの仕組みを維持するため、我らはここで祈り続けているのだ。

 これが、我らがここを動けぬ理由だ。
 では、ホルストの元にもどそう。

 戻ってきたか。
 あの悲劇により、【いにしえの竜族】の生き残りは、
 墓守の私と彼ら祈りのドラゴンのみ。
 力を貸すだけの余裕はないのだ。

ゲイツ
 その原因を作ったのは、人間。
 頼める立場にないことはわかっているが、
 今回の大災厄は恐らく過去最大規模となる。
 やはり何としても助力を……
 むッ、何だ、この振動は?

墓守ホルスト
 この音は……まさかッ!
称号:秘められた霊廟へ→霊廟急変

 この荒ぶる気配……。
 やはり、何者かが眠らせていた【レイドル】を解放したらしい。

ゲイツ
 レイドル?

墓守ホルスト
 レイドルは我が一族屈指の戦士。
 が、あの悲劇により家族を失い、暴竜となってしまったのだ。
 彼の怒りは誰にも静められん。
 ただ、【深き眠りの間】に眠らせる以外になかった。

ゲイツ
 それはいかんな。
 再び眠らせる手段は?

墓守ホルスト
 彼に同じ手段は通用しない。
 さらに強力な手段を取らねばならん。
 彼の魂を肉体から切り離し、【竜玉】に封じるのだ。
 その秘法は私が知っている。
 が、そのためには彼を弱らせねば……。

ゲイツ
 よし、その役割、我らが引き受けよう。
 (キャラクター名)よ、そなたが居合わせたのも運命の導き。
 急な話で済まぬが、レイドルを止めてくれ。
 後からわしもホルスト殿と駆けつける。

墓守ホルスト
 よろしく頼む。
 【深き眠りの間】へは私の背後、北にあるワープクリスタルから
 【無明の路】を行かねばならん。
 道中の罠にも気をつけるよう。
 【渦巻きの床】は危険だ。
称号:霊廟急変→解き放たれた暴竜


■深き眠りの間
ヤシャ
 きゃらきゃらきゃら!
 敵ジャッ! クセ者ジャッ!
 腕がなるのジャ! うなるのジャ!!

ゲイツ
 なかなか手強いトラップだったな。
 ホルスト殿がいなければ、命が危なかった。
 あれが暴竜レイドルか。
 むむッ! あの二人は……。

ツルギ
 まずいッ!
 情報は入手した。
 嬢、撤収だ。
 レイドル、奴らは勇者に近い者だ!

レイドル
 この世界に勇者など無用だァァァッ!
 滅びろォォォッ!
 すべて滅びてしまえェェェェェッ!!
戦闘開始
*勝利時
墓守ホルスト
 今だ!
 万物を照らす陽光よ、清浄なる月光よ、
 荒ぶる魂を包み、我が手の竜玉に封じよ。
 そして彼の魂に穏やかな眠りを……。

レイドル
 うぬぬッ!
 …何が……勇者だ。
 あいつらは……巨大な力…におぼれる……
 ただの…愚か者………。
 我が子よ………。
称号:解き放たれた暴竜→暴竜撃破


■戦闘終了後
墓守ホルスト
 協力に深く感謝する。
 そなたは素晴らしい技量の持ち主だ。
 その力におぼれることなく精進していってくれ。
 レイドルを封じた【竜玉】は、私が持っておくことにしよう。

 再び眠りについたレイドルに安らぎが訪れんことを……。

ゲイツ
 暴竜レイドル。
 大災厄の哀れな犠牲者、か……。
 五勇者たちについては、いろいろと考え直す必要がありそうだ。
 今後の彼らの動き次第では、敵として討たねばならぬかも知れん。

 それにしても驚いたのは、あの二人組だ。
 子供の方は、かつてウィルノアの政治家で高名な魔法学者でもあったソロン氏の娘。
 男の方はソロン氏の衛士。
 政界の暗闘に巻き込まれて、ソロン氏と家族は暗殺されたと聞いていたが……

 うーむ、あの二人は生き延びていたのか。
 そして、彼らが得たという【情報】とはいったいどのようなものなのか……。
 ともかく、ご苦労であった。
 わしはもう少しホルスト殿と話がある。
 外まで送ろう。
称号:暴竜撃破→もう一つの悲劇


■リセリア城 地下廊下
兵士デズモンド
 マロリーは部屋にいる。通ってくれ。


■リセリア城 隠し部屋
???
 ………何だって!
 どうしてそんなことを……。
 おれはあらゆる文献をあたっているし、
 ゲイツだって、王国最高の研究者たちに治療法を研究させているんだぞ。
 だけど、君がそんなことを言えば………

 あきらめるな。
 現に進行は止まってきているだろう。
 痛むのか?
 クソッ、何て厄介な呪術なんだ。
 だが、同じ人間が編みだしたもの、必ず解法はあるはずだ。

 蝕水晶はダメだ。
 あれを使えば、君が君でなくなる。
 ただの兵器として扱われるんだぞ。
 違う! これは任務の域を超えている!

 誰か来たようだ。
 このことは、後でゆっくり話そう。
 とにかく、希望は捨てるな。

マロリー
 どうだった?
 ほう、ゲイツはドラゴンの一族と……。
 助力を求める相手としては最適だ。
 で、断られた、と。
 内紛と五勇者の過ち、確かに初耳だ。
 王国は不都合な記録を抹消したんだな。

 おまけに例の黒史教団リーダーたちの正体も判明したのか。
 暗殺された政治家の娘と衛士とはな。
 こっちも内紛の犠牲者。
 まったく、おれたち人間には、学習能力がないみたいだな。

 うーむ、ゲイツの目的については、おれの予想どおりのようだな。
 まだ詳しく話すことはできないが、恐らくゲイツは、
 非人道的な手段で大災厄に立ち向かおうとしている。
 おれはそれを止めたい。
 今後もぜひ、手を貸してくれ。
称号:もう一つの悲劇→闇の真実を暴く者


■五勇者捜索隊詰め所
隊員チャック
 マロリーの依頼、ケリがついたんだってね。
 ただ依頼の仲立ちをしただけなのに、
 俺まで礼を言われたよ。
 でも、マロリーは浮かない顔をしてたな。